カテゴリ:BOOK



【おすすめ アート本】コンスタンティヌス大帝の時代
STUDY · 09-24-2023
『コンスタンティヌス大帝の時代』という本について、読了後の感想を書きたいと思います。果たしてこれを「アート本」としておすすめ出来るものなのか。どちらかというと歴史書ですし、読書があまり得意ではない私は読むのにそれなりの時間もかかったので、ひょっとしたら同様に「読みにくい!」と思う人もいるかもしれません。でも「現代の」アートにも関連した視座を与えてもらったので、ご紹介しようと思います。

【おすすめ アート本】明るい部屋 写真についての覚書
STUDY · 04-23-2023
著者のロラン・バルト (1915-1980) はフランスの批評家・思想家。64歳で不幸にも交通事故により死去する前に書いた遺作がこの『明るい部屋』です。タイトルの『明るい部屋』という訳については賛否あるようですが

【おすすめ アート本】 絵画論  [改訂新版]
STUDY · 01-29-2023
最初の芸術論 『1冊で学位 芸術史』を読了した際の感想で、「理論」の章に登場する哲学書や美術批評を追っていこうという指針を打ち立てていました。件の書籍の第1・4・7章は芸術「理論」を軸として、色々な著作が出てくるのですが、その中でまず手に取ったのは、第4章で「芸術理論の誕生」「絵画を扱った史上初の論文」として登場したレオン・バッティスタ・アルベルティの『絵画論』(1435年) です。

【おすすめ アート本】1冊で学位 芸術史
STUDY · 12-27-2022
「1冊で学位」、、、すごいタイトルがキター。念のため補足ですが、本書を読了したからといって学位が授与されるわけではありません残念。同等の知識を得られる、という意味です。

【おすすめ アート本】DEEP LOOKING
STUDY · 09-30-2022
DEEP LOOKING (深い観察) が実践できるプロトコル付き。 前述の通り「ヤバい (良い意味です)」鑑賞体験を持つ著者のロジャー先生ですが、自分自身で体験してみたいですよね? (昨今のサウナブームは「ととのう」を体験したいという個々の欲求が後押ししていると推察しています) 私も「ととのって」みたい!

【おすすめ アート本】『はじめての大拙 鈴木大拙 自然のままに生きていく 一〇八の言葉』
STUDY · 08-04-2022
特定のアート作品について語らない、美術史も登場しない、でもアート本。 この本を「おすすめ アート本」として紹介させていただきます。アート本の定義を仮に「アート作品を観て、自分なりの解釈をするための手引きとなってくれる本」とした時に、この本はまさにその役割を果たしてくれます。

【おすすめ アート本】『教養としての近現代美術史』
STUDY · 04-23-2022
美術は教養? ビジネスに役立つ? 美術ジャーナリストの三田晴夫さんによる本。 タイトルの『教養としての』という部分とか、帯に書かれていた「仕事 (ビジネス) に使える言葉が満載!」という煽り文句に、やや訝しさを感じてしまうアート好きの方も、ひょっとしたらいらっしゃるかもしれません。

【おすすめ アート本】『ニルヴァーナからカタストロフィーへ●松澤宥と虚空間のコミューン』
STUDY · 03-13-2022
本書は、2017年3月3日〜4月22日にオオタファインアーツで開催した嶋田美子キュレーションによる松澤宥 (1922~2006年) の活動を紹介する資料展「ニルヴァーナからカタストロフィーへ - 松澤宥 と虚空間のコミューン」のカタログです。

【おすすめ アート本】『コンテンポラリーアートライティングの技術』
STUDY · 01-11-2022
サイトの名前を決めたのはこの本の中の言葉 (一般名詞) ことのしだいにも書きましたが、当サイトのonlineartjournalという名前、および、サイト自体のはじまりはこの本がきっかけだったりします。(でも一般名詞を選んじゃうあたり、SEO対策何も考えてないというか、、、苦笑)

【おすすめ アート本】『キュレーションの方法 オブリストは語る』
STUDY · 11-10-2021
多分野で使われ始めた「キュレーション」という言葉。 ひと昔前「キュレーション」は、美術館や博物館などmuseumと訳される機関での、作品管理から展覧会企画などを示す専門的な言葉として使用されていたように思いますが、2010年代頃から様々な分野でも聞くようになりました。現在、動物園、ファッション、まとめサイトに代表されるインターネットメディア、カウンセリングやコーチングと類似した対人関係という分野にまで「キュレーション」という言葉が使用されています。かっこいい響きですもんね、「キュレーション」って。