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雑記 2023/01/02 「DeepL」というマンツーマン教師

 

雑記を書くことにしてから連日の更新。こういうのは、はじめの勢いがあるうちが華。

 

それで、2記事目のこの記事を書くための簡単な設定をしていると、カテゴリの「DIARY」のスペルを間違えて「DAIRY」にしていたことに気づく。おおぅ、日記だ日記、ダイアリーだよ。そんなに難しい単語じゃないだろうに。

 

そんなお粗末な英語スキルしか持たない私だが、先日紹介した1冊で学位 芸術史』の記事内でも触れた international art english という興味深い小論の和訳を試みている。うむ、サクッと終わるものではない、私にとっては。だってダイアリーのスペル間違えちゃうくらいなんだもの (自虐) 。

 

そんな時にお役立ちなツールと言えば、今や誰もが知っている「DeepL 翻訳ツール」。いつも大変お世話になっております。「最先端のAI技術で最高レベルの翻訳精度を実現」というのは伊達じゃない。自然な文、自然な表現。AI には絵を描かせるんでなく、こういう仕事をしてもらいましょうよ、と強く思う次第。思うだけじゃなく実行、ということでバシバシ使っている。たまに1文がまるっと抜けて訳されることがあるので完璧ではないにしても、AI の学習能力をもってすればそういう点も徐々に改善されていくだろうし、精度ももっと上がっていくだろう。以前「I'm sorry」とピリオドなしで打った英文が「アイム・ソーリー・ヒゲソーリー」と訳されるようなバグ (バグという表現でいいのか?) があったけど (2022年5月) 、その後けっこう早く修正されていた。

 

(2022年5月時点の訳)

この時でも末尾にピリオドを打てば、ちゃんと「ごめんなさい」と訳された。ピリオドに込められた意味の深さを知る。ピリオドを忘れるような輩はこのような往年のダジャレを多用する傾向にある、という統計でも得られていたのだろうか?

 

(2023年1月現在の訳)

並べてみて気づいたが、レイアウトも少し変化していた。


 

では、件の international art english もサクッと和訳出来るじゃん、ということだが、そこはちゃんと勉強しようよ? 私よ、という声が聞こえたので、一応自分なりに意味を捉えて和訳し、その後に DeepL先生を使うという作業をしている。DeepL先生すごい。今のところ、9割負けてる。ここで言う負けとは、時間をかけて行った自分の訳よりもDeepL先生の訳のほうが分かりやすいので、自分の訳文をまるっとDeepL先生の訳で上書きすることを言う。虚しい。勝ちとした残りの1割は、抜けている1文がある場合とか、ごくごく稀に自分の訳文のほうがいい感じに元の小論の真意を汲み取っていると思われる場合だ。フリーバージョンのDeepL先生は文字制限があり、論文を小分けにして翻訳しているので、そうなっている可能性がある。

 

そうやっていくと、自分の訳の不自然な部分とか、ちょっと長い文章の修飾節の範囲をミスって捉えている場合などをDeepL先生にマンツーマンで修正してもらっている感覚になる。英文Readingの素晴らしい教師を得た。DeepL先生の精度はどんどん上がっていくだろうから、自分のReadingスキルなんてそのままでもいいんじゃないか?という怠惰な心が湧かないわけでもないが、 いやいやいや、黒歴史とは言え、一度は「アイム・ソーリー・ヒゲソーリー」という訳を叩き出した先生ですよ? AIってのは多数の事例を採用してしまうものでしょ? いつ何時、日本語話者の間でギャル語が席巻するかも分からないし。最終的に信じられるのはやっぱり人間だ。

 

早いとこ、international art english の訳を載せられるようにがんばろ。


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