↑※作品に直接手を触れるのは避けましょう (上の図は「表現」です!)
あぁー。アート作品の購入を促すなら、手放し方も書かないとダメじゃん。と思っていながらやっていなかった。
ちまたではアート作品の短期転売 (フリッピング) で利益を出す「せどり」のやり方 HOW TO を発信しているページもあるそうで、、、というのをSNSで知ってそのページを訪れてみた。実績を堂々とうたってる、、、。もうサイアク。
長々とここで、短期の売買がどういう結果を招き、だからやっちゃいけないことなんだ!とか語っても最後まで読んでもらえないかもしれないので、結論だけを書くと
好きで購入したアート作品を諸事情で手放さなきゃならなくなった時は、まず
購入したギャラリーか作家本人に連絡してみよう。
以上。シンプル。
そんなことして、冷たくあしらわれたら恥ずかしい、、、とか思わなくて大丈夫。
作家の今後のキャリアを考えているギャラリーほど真剣に取り合ってくれるハズ。買取してくれるところもある (ただし「レンタル感覚で買ってすぐ手放す行為」をしていると判断されたら、今後売ってくれなくなると思う) 。そして、オークションに出してもOKとか、ご自由にどうぞと言われたなら、そうしましょう。でも間違っても「せどり」とか「転売」とかいった名目で個人で売るのはやめたほうがいい。他のギャラリーもあなたに作品を売ってくれなくなる。
アート作品は気軽に手放せるものではありません。
「気軽に買いましょう」と言っている自分が「気軽には手放せない」と言っていなかったことを反省。
自分は「気軽に手放すなんて考えない」から皆もそうだと思ってたが、そんなハズもない。ネットを介した個人間の売買が当たり前になった現在では色んな考えの人が障壁なくどんどん「市場」に参入してしまう。
えっと、いきなり最近ハマった漫画の話になるが
【↓ネタバレ注意】
これ女の子、じゃなくて男の子、、、まぁいいや。個人的に刺さり、最近はこれ読んで女子アイテムを勉強しながら癒されている。ウルピが推し⭕️
で、全く関係ない、、、というわけではなくて、これの第7話の1コマに、今の日本の状況として妙に納得しちゃったものがあった↓
©さかなこうじ
メガ盛りメルヘンメロンソーダ❣️
の箇所ではなく (お約束的ノリツッコミ)
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吟味する時間と失敗できる経済力がないんだろうな現代人
(『今日、駅で見た可愛い女の子。』第7話より抜粋)
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ううむ。タイパ、コスパを優先する考え方と、アート作品を買って一定期間持つこととは相入れない、確かに。
自分で作品を選んで、それを長期的に保有した後に売って利益を出す、となると
・自分で作品を選ぶ→文脈の理解、美術史的価値がつきそうかどうかという見方、耐久性を考慮出来る画材の知識、などの学習がある程度必要で時間と労力が要る。
・長期的に保有→まず時間がかかっている。コンディションを保ったままの保管に費用がかかる。
というようなことが言える。タイパもコスパも悪い。
しゃらくせぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。別に利益なんて出なくてもいいから、自分が惚れた作品と共存できる楽しさを味わえよ。
と思った次第。
楽しいんだけどな。アートを所有するのって。
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